1周年
今日から2年目に突入した。
昨夕は待機終了間際に男鹿より要請。
病院周囲は見通しが悪かったが海岸線は良好だったらしい。
急いでUターンした。
脳梗塞tPA適応例であった。
ヘリ搬送で時間内に治療開始することができた。
しかし範囲が大きすぎたらしく、
あまり良い結果は得られなかった。
1周年ということであちこちのマスコミで取り上げられている。
「予定より出動が少なかったがどう思うか」という質問が一番多い。
ほんとうに需要がそれだけなら仕方がないのだが。
そもそもドクターヘリ投入が妥当であったか否かの
判断をすべき人は誰だろう。
結局は予後不良例に対し、
どう対応すべきであったかを検討するところから始めるべきと思う。
しかし一般救急搬送例の予後調査も十分に行われていない現状で、
ヘリが妥当だった、近隣の医療施設で良かったという
議論はできない。
秋田県全体の救急医療体制の整備において重要な課題である。
救急医療体制は医療機関のためにあるのではなく、
県民のためにあるのだから。
- 関連記事
-
- 再び荒れ模様 (2013/01/25)
- 1周年 (2013/01/23)
- とどめの一発 (2013/01/22)
スポンサーサイト